2015年10月29日木曜日

住宅・生活再建のための勉強会と相談会

10月28日(水)横田小学校仮設住宅集会所において、「いわて三陸ひまわり基金法律事務所」の在間文康弁護士による「住宅・生活再建のための勉強会・無料相談会」を開催しました。
岩手弁護士会より吉水和也弁護士と、加藤静香弁護士のお二人にお越しいただきました。
また、陸前高田市住宅再建推進協議会の小野文浩さんにも協議会の相談員として参加して頂きました。


『住宅・生活再建のための支援制度』について、”紙芝居”を使用して更に分かりやすく細やかに説明していただいています。
途中、参加者の方々から、今まで分からなかった制度の内容や、自分がもらえる補助金などについて質問があったりと、とても有意義な時間です。





全体的な説明が終了した後、相談者の方々の多種・多様化する相談内容について、専門分野の弁護士が個別に対応し、適切なアドバイスにより解決の糸口を見出します。

住宅支援制度のしくみや普段から抱える問題、疑問に思っている事、悩み事など、優しく親切に対応していただきます。
それにより具体的にどのような行動を取ればいいか、今後の道筋が分かり再建に向けて安心して頑張っていけますよね。


各仮設住宅のみなさんを巡回訪問することにより、相談に行きたくても行けない方々にも細やかな相談を受けられるよう対応しています。
是非、今後もみなさんの仮設にお伺いした際には、是非ご参加下さいませ。


【次回開催予定】 11月11日(水) 午後6:30~8:00 
            @矢作小学校仮設住宅集会所 


2015年10月27日火曜日

「健康・栄養セミナー」開催しました。

10月26日(月)味の素グループさんとの協働による料理教室を開催いたしました。
今回は、米崎中学校仮設住宅集会所にお邪魔しました。

《今月のメニュー》
☆3種のきのこの混ぜご飯
☆ツナじゃがコロッケ
☆たたき長いもときゅうりの明太和え


先ずは、恒例の煮沸作業からスタートします。
使用する食器・箸やポール、まな板・包丁まで全てやっています。
だから安心して料理できるんですね。
”衛生管理が大切”だと改めて感じます。


本日の食材です。
秋の食材である「きのこ」と、魚缶詰も使って短時間で作ります。
魚缶詰は長期保存が可能で栄養豊かな食品ですので、どんな料理になるのかとっても楽しみです。
メインのおかずはもちろん、スープや副菜など、バリエーションが豊富で「防災食」の観点からも是非ご参考にして頂きたいと思います。


こちらが、参加者の方々に栄養と健康のことなど紙芝居を使って分かりやすく説明している様子です。
法律相談事業でも紙芝居をつかっているので、紙芝居にはとても縁を感じちゃいます。
みなさんとても真剣に聞いています。


『たたき長いもときゅうの明太子和え』を作っています。
きゅうりと長いもを一口大に乱切りし、ポリ袋に入れ、”すり棒”でたたいて食べ易くします。
たたき過ぎないのがポイントです。


コロッケの種を作る作業です。
レンジで予め加熱しているので、簡単に混ぜ合わせるだけで、時間もかなり短縮出来ます。

               

生地をまとめて小判型にし、平らな円形にするのがポイントです。
これだと、たっぷり食べられますね。
      

次に、小麦粉・卵・パン粉の順につけていきます。
小麦粉や卵は、小さなトレーを使用し狭いスペースでの作業が可能です。


熱したフライパンにオリーブオイルを浸るぐらいひいて、両面焦げ目がつくまで焼きます。
「揚げない」のがとってもヘルシーですね。


焦げ目が付いたら出来上がり~♪
レンジで熱が通っているので、簡単に焼けますよ。
スピードクッキングで、嬉しいですね。


完成です!
食べ応え充分のメニューです。
野菜たっぷりで美味しいそうですね。


手を合わせて、「いただきま~す」


最後はお楽しみのおしゃべりタイムです。
AGFさん提供の飲み物を頂きながら、いろんなお話で盛り上がりました。
普段、生活していての何気ない出来事や困り事などを話しながら、和気あいあいと楽しそうです。



本日も大盛況で終了しました。
皆さん本当に楽しんで頂いて、”笑顔”でお見送り頂き、とても嬉しく思いました。
本当にありがとうございます。


修了証として、「ジーノ」の化粧品と、こちらの商品をいただきました。
トラベルセットにも使える大きさがいいですね。
パンダの調味料もとっても可愛いいんですよ。
これは、勿体なくて使いたくないんです。

次回も是非お楽しみに!


2015年10月23日金曜日

パスケース製作~交流会~

8月から頑張ってきたパスケース作りが、ひと区切りついたので今年の猛暑のなか一緒に頑張ってきた仲間で交流会をしました。

パスケース作りのストーリーは、こちら ママプラグさんのFBでどうぞ。
https://www.facebook.com/bousai.communicator
 
初めに”急きょ”大船渡市末崎町の「居場所ハウス」を見学しました。
当日は定休日だったにも関わらず、快く管内を見学させていただきありがとうございました。


「居場所ハウス」は、東日本大震災の被災地支援のプロジェクトとしてオープンし、多世代交流施設ですのでどなたでも自由にご利用いただけます。

まぁむの事務所も、こんなだったらいいなぁ~♫
実は、サロンを開催する時、最初に悩むのがいつも場所なんです・・・


以前、「高田の人も利用できますか?」と訊ねたところ、「どうぞどうぞ、九州の方も、外国の方もみえるので、ウェルカムですよ。」と、笑顔で答えていただいたことがありました。


ハウス内では、格安料金で、お食事もできます。
ちなみにコーヒーは200円、食事と一緒に注文すれば100円になるそうです。
イベント等に使用する際は、持ち込みもO.K。
結婚を祝う会などで、利用した方々もおられるそうですよ。



今日は、海の近くの温泉で食事(温泉は自由)を楽しみながら、親睦を深めたり、次の計画を話し合ったりします。
 

 秋晴れの穏やかな日なので、海が遠くまでくっきりすっきり見渡せます。

屋上から震災で崩壊した防潮堤を見ながら、
「まだ、トンボロがつながってないね。」と言う話を皮切りに、
「あの時は…。」という話になってしまいました。
「3mの波って言ったけど、もっとすごかったよね…。」
「大きな波が追いかけてきて必死で走ったのす。」
など、色々思い出すことがあって辛い記憶は消せないようです。



ですが、気持ちを切りかえて、はい、ポーズ!
これから食事タイムです。




お手ごろな値段ですが、大船渡温泉さんではこのような舟盛りもつきます。


温泉を楽しんだ方、美味しすぎて満腹になり動けなくなって温泉に入れなかった方・・・・・。
今回のパスケース作りは修了しましたが、この絆を大事にしていきたいという思いは、参加者の方も「まぁむ」も同じです。
今後も是非何か企画して、また再会できるよう、散会しました。

お陰さまで、この様にパスケース作りを通じて新しい仲間、ネットワークを作ることができました。
ずっと前からの友達のようで、「ここに来ると安心する」など、震災で受けた心のダメージも少しずつ癒されてきているのでしょうか。

とても嬉しく思います。

この様なきっかけを作って頂いたママプラグさん、本当にありがとうございます。

まぁむは、これからも様々なモノ作りなどを通して、女性たちのエンパワメントをどんどん引き出していきたいと思っています。

今後も、私たちのこの様な活動が継続していけるよう、応援よろしくお願いいたします。


2015年10月19日月曜日

お見逃しした方は、こちらをどうぞ!

被災地の復興を支援 
アイーナで復興バザー (2015年10月18日 17:45 更新)

http://news.ibc.co.jp/item_25567.html

今回で12回目となる復興バザーには、アイーナ館内の施設から提供された品物を販売するブースと、個人参加のフリーマーケットブースのほか、被災地からのブースも設けられ菓子や衣類、古本などが販売されました。収益金の一部は災害義援金として被災地に寄付されます。また会場では着物をリメイクした、洋服のファッションショーも行われ、被災地に復興支援として贈られた着物を使って、陸前高田市と大槌町の仮設住宅に住む人たちが作った洋服が披露されました。訪れた人たちは、着物の特徴を生かして仕立て上げられた洋服に感心していました。  IBCNEWS 引用

ファッションショーinアイーナ

10月18日(日)、まだ薄暗い早朝からみなさんにこやかに集合し、盛岡のアイーナに向けて出発しました。
途中、遠野のあたりで霧が出てきましたが、みなさまは、霧が出るのは晴天の兆候と言いながら、テンションMaxです♪♪


アイーナに到着したら「わんこ兄弟」たちがお仕事をしていましたよ。


本日は着物リメイクファッションショーの他に、復興バザーも行なわれていて会場は大賑わいです。


「あ~ぁ、ここを歩くのね。」
「思ったより狭いね。」
到着後、ランウェイの下見です。


7階の控室で、お互いの最終チェック。


ワインカラーの素敵なフード付きスーツで、共布でバックも作りました。
高田からの参加者のトップバッターでしたが、余裕の笑顔で質問にも堂々と答えていらっしゃいました。  


絵羽織をリメイクしたコートで登場すると、「あら、すてきね~」という、ささやき声が観客席からきこえてきました。
コートを脱ぐと中もリメイクのスーツです。


2年目の余裕で、スーツとお揃いのバックから・・・なんとびっくり!
「こんな時、高田では餅まきをするんですよ。」と言いながら満面の笑顔で飴玉を会場の皆さんにプレゼントしてくださいました。
皆さんびっくりしながら喜んで拾ってくれて盛り上りました。
思わず、私たちも手が伸びちゃって、写真を撮るのを忘れちゃいました(笑)


余裕のポーズでにっこり。
かわいい!20代にみえませんか?

                                              、            
姉妹で参加予定だった妹さんが、体調を崩して参加できなくなったため、お母様が代わりに娘さんの作ったスーツを着て、親子で参加です。
とても素敵な親子ですね~

 
ステキな紫色の縞のスーツです。
あえて、斜めに使っておしゃれに見える工夫がしてあります。
高田で試着した時から、受講生のみなさんの高評価を得ていた作品です。


いつも生活の中でもリメイクを上手に取り入れていらっしゃる方なので、残念ながら、写真でははっきりわかりませんが、襟や裾にも高度な工夫がしてありますよ。


ジャケットは、着物の裏地を使って、生地の模様が更に浮き出るように工夫してあります。
中もリメイクのジャンパースカートです。
高田の講習の時は、クリーム色の花柄小紋のブラウスを着てらして、薄みどりのジャケットが良く合っていて素敵でした。


講習の時は出演を迷っていらしゃっいましたが、ランウェイでは、登場したとたんに、観客席から「わぁ~、すてきねぇ~。」とため息がもれました。
みなさんがうっとり見つめるなか堂々と歩いていらっしゃいました。


ピンクの訪問着で、素敵な結婚式用のパンタロンを製作中なのですが、講習に参加したばかりで、今回は間に合わず、小赤澤先生の作品で登場しました。
背も高くスタイルがいいので、素敵に着こなしていらっしゃいます。
              

「まぁむスタッフも参加して挨拶をしてください。」という小赤澤先生の突然のご命令(?)に抗うすべもなく、壇上にあげられてしまったスタッフです。
先生が今朝仕上げたばかりのスーツを着させていています。
ボトムスは、先生いわく、「はかまパンツ(今トレンドのガウチョパンツ?)」。
これはとても動きやすく、着心地が良かったそうですよ。


フィナーレの、先生への花束贈呈も終わり、記念撮影です。
みなさん、大役を終えて、晴れやかな笑顔ですね。


終了後、岩手日報さんから今回初参加の受講生の方が取材を受けました。

「リメイクとっても楽しいです。先生のお陰で、今、青春してま~す。」

ファッションショーの様子は、IBC岩手放送さんも撮影していました。
担当の方から「今夜、5時30分頃から放送予定です。」と教えていただきましたが、残念なことにその時間は、高田に到着できずにバスの中でした。

何方か、録画していらっしゃる方おりましたら、ぜひまぁむまでご連絡ください。


大仕事(?)を終えたみなさんは、同時に開催された復興バザーで買い物を楽しんでいらっしゃいました。おしゃれな方たちなので、買い物はやはりファッション小物に目がいくようで、センスの良いストールなどを選んで、楽しそうに見せ合いっこしていました。

全国のみなさまの善意で集められた古い着物が、こんなに多くの方達を笑顔にし、生き甲斐作りに役立っています。

ファッションショーは着物を提供してくださった方々への感謝を表す意味もあると小赤澤先生はいつもおっしゃっています。

大事な着物を提供してくださったみなさまに感謝しながら、心地よい達成感とともにアイーナを後にしました。

次回は、是非、陸前高田市内でファッションショーを開催したいと考えています。
音響、照明、セットなど色々お手伝いいただける方がおりましたら、是非ご協力お願いいたします。